マインドセット「やればできる!」の研究の書籍レビュー

こんばんは。もにょです。

今回は書籍「マインドセット「やればできる!」の研究」についてのレビュー報告をします。

本書の概要

本書の著者は、スタンフォード大学の心理学者の教授であるキャロル・S・ドゥエックさんという方で、内容としては、20年以上の研究・調査結果をから導き出された成功者のマインドセット(心のあり方)について説明しています。
人間のマインドセットを、硬直型としなやか型の2つに分類して、成功者は、しなやかマインドセットですよとエピソードを繰り返し紹介しています。
※しなやかマインドセットの英語名が「growth mindset」で、「成長マインドセット」と訳している方もいます。本では「しなやかマインドセット」です。

著者のTED動画

著者のTED動画があるので、本を読むのが億劫な方はこれを見ると良いかもしれません。

マインドセットについて

簡単に説明すると、しなやかマインドセットの人は、自分の能力は成長させることができると信じることができる人です。結論はそれだけです。
たとえ失敗したとしても前向きに捉えて行動するため、成功することができるそうです。
逆に硬直マインドセットの人は、自分の能力は変えられないと考えている人です。
挑戦することを拒んだり、失敗を恐れるため、成功しにくいみたいです。

本の評価

5点(10点満点中)

感想

私の場合、しなやかマインドセットの話は、メンタリストDaigoさんの動画を見て知って、本はその後に買って読みました。本を読んでみたら、Daigoさんが動画で話していた内容だけで事足りていて、同じようなエピソードを繰り返し記載されているので、少しくどいかなと思いました。そのため、本の評価としては5点です。

20年以上の研究結果の割には、結論がシンプルで実践しやすいので、素晴らしいです。
ただ、エピソードが、例えばあの人は硬直型で、あの人はしなやかだ、というものが繰り返しされていて、研究結果の根拠の話が少ないかなと思いました。

きっと想定読者のことを考えて、根拠の話より、実際の成功者の話の方がいいだろうという判断でそうなっているだと思われますが、なぜその成功者たちは、しなやかマインドセットになれたのかについては語られていませんでした。また、硬直マインドセットについても、なぜ硬直マインドセットになってしまうのかについても語られていません。
結論としては、硬直マインドセットはこういう考え方だから、そうなっていたら気づいて、しなやかマインドセットで考えようと切り替えれば、人生うまくいくということなので、それでいいのかもしれません。

個人的には、硬直マインドセットが人間としての本来の思考状態であって、しなやかマインドセットは、経験則や誰かからの教育によって、硬直型に抗うように育まれるものなんじゃないかなぁと思いました。人の認知バイアスとして、現状維持バイアスとか自信過剰バイアスというものが存在するので。
認知バイアスというは、人がよくしてしまう思考パターンのことです。この思考によって良くない結果をもたらすことが多いので、思考のエラーと呼ばれています。
詳しく知りたい方はググってみてください。

しなやかマインドセットの効果

私は、しなやかマインドセットというものを2019年5月頃に知ってから、硬直マインドセットからしなやかマインドセットに少しずつ変えていきました。
硬直マインドセットの考え方をしているなと気づいたら、前向きに捉えるにしたり、失敗してもまだ自分は成長していないだけ、と自己暗示のように考えたりしました。
新しい知識を得るときには、ストレスを結構感じるので、少しずつ少しずつやるようにしました。
おかげさまで、元々は、エンジニアの仕事として役立つことは覚えたくないという状態から、自分の成長につながる自己投資にお金を使ったり、クラウドとかAIの知識、精神を強化するために心理学、脳科学、行動経済学の知識を覚えたり、読書をするようになったり、少し良いような状態になっています。
ただ、やっぱり現実は結構なハードモードですね。
自分の苦手とする恋愛については全くうまくいっていないですし、人生として満足に成功しているか?というとまだ鳴かず飛ばずの状態ですね。
これからもまだまだ行動を継続できるようしなやかマインドセットでがんばっていきたいです。

以上です。
閲覧ありがとうございました。

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